お見合い恋愛
「お待たせしました・・・って榎波さん・・・」



一人ニヤニヤしながら、カバンの中から資料を取り出していると

ようやく現れた三宅課長がうんざりした顔で俺を見下ろしていた。




「顔、ニヤけてますよ。もういっそ式はやめちゃったらどうです?」



思わずニヤけた顔を両手ではたいて気合を入れなおす。



予定していた結婚式ももうあと2ヵ月後


入籍は新婚旅行から帰ってきたあとにする予定だ。


唯香の引越しも来週に迫っている。





俺は乾いた笑いを返しながら、三宅課長のあとについて歩いた。


歩きながら、受付を振り返る。


微笑みながら小さく手を振る唯香が可愛くてたまらない。
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