失ったもの。
驚いた。
なんだか麗奈には見透かされてる
気がしたから。
私は正直に自分の気持ちを話した。
友達を作らない理由。
麗奈は私の話をきいて笑った。
「じゃあー
愛は私とは友達になってくれないの?」
「えっ…ごめん。」
「あたしは愛と友達になりたいよ?
愛の考えは間違ってる!
確かに友達を利用したり
いらなくなったらすぐに友達を
やめる人はいる
友達に限らず親だって男だって
いつなにがあって自分のこと
捨てるかわかんない
だけどね、全部の人が
そうゆう人とは限らないんだよ?
少なくともあたしは違う。
あたしは愛のことを利用したり
捨てたりはしない」
「そんなのわかんないよ。
人の気持ちはいつ変わるかなんか。!」
「そ-だよ?
人の気持ちはいつ変わるかわかんないよ?
だけど人の気持ちは変わらないかもしれないよ?
そんなの誰にもわからないよ!
信じてみなくちゃわかんない」
「信じて裏切られたら?」
「そ-ゆうこと考える前に誰かを信じてみたことがある?
捨てられたことがあるからって
誰も信じないって
自分の殻に閉じこもって
友達作らないの変じゃない?
誰も信じれないかもしんないけど
信じようとしてみることも
大切だよ?
友達って全部が全部上っ面なわけじゃ
ないよ?」