今日も僕は嘘をつく。

優しい言葉で嘘をつく。

自分を偽って、君を騙して、たどり着く先にはいったい何があるのだろう?

未来は見えない。

今さえあればそれでいい。

嘘ってそんなにいけないものだろうか?

たとえ許されないことだとしても。

君の笑顔が見られるのなら。

僕はどんな嘘でも突き通して見せよう。

それがどれだけ罪深いことだとしても。

君のそばにいられるのなら。

どんな罰にも抗おう。

僕をつくる99%が嘘で塗り固められたものだとしても。

君を想うこの気持ちだけは。

紛れもない、真実だから。

どうか君は笑っていて。

それだけで僕は満たされるから。

いつか僕の嘘があばかれる日が来たとしても。

君は君のままでいて。

それは僕のわがままだけど。

嘘だらけの僕の、唯一の本当の願いを。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

私の好きなあなたが幸せでありますように

総文字数/9,358

恋愛(純愛)13ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
とりとめのない日常の中で、私はあなたに出会った。 この出会いは、偶然なのか。 それとも必然なのか。 そんなことはわからないけれど、一つだけ確かなことは、きっとこれから先何があっても、私はあなたを嫌いにならない。 ただそれだけだ。 欲しいものは、あなたの隣。 だけどきっと私はあなたを幸せになんてできないだろう。 自分の幸せを願えない私は、代わりにあなたの幸せを祈ろうと思う。 どうか、私の好きなあなたが幸せでありますように……。
旅立ち

総文字数/446

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「いつか」の日まで、さようなら
駆け引き

総文字数/267

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
いつだって真剣勝負なんです!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop