初めては幼なじみ(真樹サイド)~手のかかる転校生~


次の日、光輝が事故にあったと聞かされた。


光輝に対しても、彼女に対しても、この上ない憤りを感じた。


それを、抑えることが出来ず、彼女にも、光輝にも強く当ってしまった。光輝は、彼女を庇った。全て自分のせいだと、彼女を庇った。


わたしの光輝に対しての特別な思いを知ってか知らずか、彼女を庇った。


光輝の言葉はわたしを悲しませただけだった。


それからは……光輝の病室を訪れることはなかった。


野球部員たちからの噂で、彼女が毎日病室に通っていると聞かされた。


あの光輝と特別な時間を毎日過ごし、二人の間に信頼と言うものが生まれているのは確かで、その事実が、この上なくわたしを苦しめた。


誰より、光輝を近くで見て来たわたしにとって、受け入れなければならない現実だった。



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