着痩せする彼女
タイトル未編集

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キライ、キライ?好き

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「なんか欲しいものある?」 「ねーけどなに?」 「ん?」 「ん?じゃねーよキモチワルイ。」 「なんでもなーいよ?」 「きもちわりーなー。」 「ふふふ・・・。」 「あぁ?」 「もうなんかさあ・・・」 あと少しで終わるこの瞬間。そばにいるのもあと2日。 ・・・あと2日であなたとオワカレ。それを寂しいとか思うわけないじゃん。 あなたのこと大嫌いなんだから。 「もうなんか?」 「大好きだよ〜って思ってただけだよ。」 「んだ!!俺も好きだよ〜とでも言って欲しいのか?馬鹿か?」 「頭いいよ?この前のテスト順位3位だし?」 「あ?俺がいつも下から10番目入ってるからってそんな言い方すんのか?」 「ごめんごめん。あと2日だからさぁ。」 「だから?」 「なんかあげようかと思って?」 「聞くなキモチワルイ!!」 「ごめんね。」 少し笑ってうつむく。いつもこの手であなたの気を引く・・・。いつもなのは気づいてない。 「おい・・・いいんだよ別に・・・。」 少し困った声。ちょっと好きだ。 少しチャラい格好のあなた。少し?うん?かなりか・・。かなり頭が悪いあなた。 少し乱暴な言葉のあなた。少し涙もろいあなた。少しやさしいあなた。 少し香水をつけてるあなた。少し倹約家のあなた。少し筆圧が高いあなた。 「急だったからびっくりしたけど お前のせいじゃねーし。」 馬鹿なあなた。 「ごめんね・・・ほんとに・・・」 泣き出すと隣で肩を抱くあなた。 「いいから泣くな。」 「ねぇ・・・キスして?」 少し困った顔のあなた・ 優しいキスのあなた。 ほんとはもうプレゼントは決まってる。あなたが大好きなシルバーのブレスレット。 「ねぇ・・・お願いがあるの・・・。」 「うん?」 その少しであなたは、あなたになる。 「私のこと忘れないで?」 ほんとはね?あなたのこと大好きなんだよ?

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