初めてのkiss
「あれ…稟…いつかいて…。…!?…さっきの聞いた!?」


さっきの…


「聞こえたわよ。」

龍神の顔が真っ赤になる…。



素直じゃないんだから…。



あっ私も素直じゃないのかも…。笑



「とりあえず…お互いよく知らないから、友達からのお付き合いでいい?」



「本当?!」



嬉しそうに喜ぶ龍神。


いつも目つき悪いのに、こんな時はかわいい…。



「だけどまだあんたと付き合うって決めた訳じゃないから…。」


「…大丈夫…。絶対お前は俺のこと好きになるよ。」



あぁ~自信過剰…。



でもそこもなんだかいいなって思える。


「なぁ…キスしていい?!」



「だからダメ!!」



「けちっ!!」



みんなの前では怖い不良…。



けれど私の前では可愛い犬…。


いや…犬っていってもドーベルマンに近い気が…。


でもね…いつか…いつかあなたに惹かれる日がきたらあげるね?



私の大事な…



First Kiss…。







---END---
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