Harting

「ゆ〰ずちゃんッ」

はっ!


この声は?

「柚ちゃんッ。俺、芦屋愛翔。
 柚葵ちゃんの彼氏になりたい」


柚ちゃん...保育園以来だ。
その言い方。






「あの、あたし芦屋さんみたいにチャラい人とは付き合いたくないです。」

本音を言った。


すると
芦屋さんはかなり落ち込んだ様子。




「俺かなり落ち込んでるの分かるか?」

コクッっと頷いた。



「だろーな。」

と言いニコッっと笑った。

その笑顔に体中熱くなった気がした。




「じゃーな。」

と言い去る芦屋さんの後ろ姿にくぎ付けになってしまった。









「ゆ〰ずきッッ♪」

ハッ!

「なによー。ラブラブになったくせに」




「まーいいじゃない。あんたは翼様と愛翔様から取り合いになるのよ?嬉しい事じゃない。」


「うーん。そーかなぁ...。さっき話しかけられたけど、芦屋さんかなりチャラかったよ。」



「いいなぁ・・・。」





よくないしー。


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