Harting
ドーナツが焼きあがるまでに分かった事。
・先輩は御曹司。
・以外にシャイ。
・すっごい甘党。
↑あたし並みに。
・家はあたしん家とすぐ近く。
という事。
ドーナツが来れば
あたし達のテンションはMAX。
「このドーナツまじうめぇ。
お前も食うか?」
「まじで?うん!!」
ノリで関節キスまでしてしまった。
先輩の笑顔は無邪気ですっごい可愛かった。
先輩の家はあたしん家から50㍍ほど離れたところで、なんで知らなかったの?と思うくらい。
「じゃぁ、また明日な」
「佐上先輩とドーナツ食べれて良かった。
また行きませんか?」
「あぁ」
と言ってあたしを引き寄せキスを...
...ん?キス??
うわああぁぁぁあぁぁぁあ!
「や、やめてください・・・」
「すまねぇ、あまりにも可愛かったから」
先輩自身も驚いた様子で、
何度も何度も謝ってくれた。
「じゃぁな」
「ぁ!俺の事、翼でいいから」
「分かりました、翼くん...」
「ちげーよ。翼ッ」
「・・・つばさ」
「それでいい。じゃぁな」
あたしは小さく手を振った。