琥珀色の誘惑 ―王国編―
「すっごい、可愛い! だから言ったじゃない。舞はスタイル抜群で美人なんだから、自信を持って着こなしさえすればモデル並なんだって!」


桃子の言葉はやっぱりちょっと恥ずかしい。舞は照れ笑いを浮かべた。

そんな舞の表情に、「幸せなんだぁ、良かったねぇ~」と桃子も納得してくれた。


しかも、


「ねぇねぇ、新婚さんてことは……だよね? どうなの? ミシュアル王子……じゃないや、国王陛下ってすっごくタフそうだけど」


桃子は舞の明るさにつられたのか、はしゃいだ様子で尋ねてきた。


「もちろん、サイコー! 大事にしてくれるし、女に生まれてきて良かった~って思う」

「やだ、もう。舞のエッチ!」

「桃子が聞いたんでしょ」


ミシュアル王子が公務を終えて戻ってくるまで、なんと五時間も桃子と過ごした舞だった。


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