こちらミクモ探偵事務所4

そんな彼を無視し、紘哉は電話口から手を外した。

「悪いな。何か用か?」

『そうそう。僕なりに秋元冬也の事調べたんで、報告したいんスけど……』

「何か分かったのか?」

『まぁ、ハイ。分かったんスけど……』

なぜか口ごもる霞。
紘哉は顔をしかめた。

「何で躊躇してるんだ?」

『それは……言いにくいからッスよ』

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