こちらミクモ探偵事務所4

「そうだろうな」

『だけど、机のそこから一枚のメモと複数の写真が見付かったんスよね』

「メモと写真か……」

霞の言葉を反芻する。
たまたま忘れていったのか、意図的に残したのか。
それは山田しか分からない。

『メモには占いの館への連絡先と地図、シア姫(夏紀)と書かれていました。
そして、写真の裏にも《夏紀に渡す》と書いてありました』

「写真は誰だったんだ?」

『……』

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