こちらミクモ探偵事務所4
「分からない」
「そうだよねー」
紘実はふーっと、前髪を吹き飛ばすように息を吐く。
彼女を覆っていたベールがヒラリと揺れた。
「じゃあ逆に聞くけど、彼女は簡単に命を絶つような人だと思う?」
「……それはないと思う」
彼女は六年前、命を関わるような危険な体験をしている。
そうそう簡単に命を捨てるような事はないハズだ。
「どっち道にしろ、あと三時間くらいでシア姫の指定した三日になるよ。
ダメ元で訪ねてみたら?」