my story
―ガチャ...
扉が開く音がした
反射的に
母さんかと思ってしまい
また涙が滲んだ...
「ただいま」
ばぁちゃんが袋に
イチゴのパックを入れて
帰ってきた
「おかえり」
あやかはすこしだけ
立ち直ったみたいに
ばぁちゃんに返した
それからあやかとばぁちゃんは
普段通りの会話をした
私は泣き叫んでいた
あの場所から動けずにいた
「何か要らない紙ないの?」
「新聞とってないから
なくなっちゃったや」
あやかが返した
ふと...
したに目をやると
父さんの仕事着の上に
1枚の紙があった
青いペンで
「 修さんへ
子供たちのこと よろしくお願いします」
キレイな文字で書かれていた
―あぁ...
母さんはもぉ本当に
帰っては来ないんだ...
...少し実感が沸いた