年下男子に要注意!?~俺様系小悪魔男子~
<綾斗side>
俺は学校に着くなり女子達に囲まれた。
クラスメートの女子と10人くらいの先輩。
どうせ目的はわかってる。
俺の顔だろ?どーせ。
別にナルシーじゃない。
でも自分でもわかってる。
俺がモテるってことくらい。
・・あ、それをナルシーと言うのか・・?
「ねぇねぇ。加瀬くん。加瀬くんて彼女いるの?」
いきなり何を話すのかと思えば俺が思ったとおりの質問がきたな・・。
「いえ。いませんよ」
「うっそ~~!いないの!?そんなかっこいいのにいないの~~!?」
「えぇ。彼女はいませんよ。ですが・・」
「ですが・・・?」
女子達が全員耳を傾ける。
「気になる人ならいます」
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
「ホント!?」
「はい」
「誰なの!?」
「教えません」
「もう意地悪~~~」
「本当に知りたければ・・・」
「うんうん・・・」
女子達はまた俺へ耳を傾ける・・。
そして俺は口を開いた・・。