天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅦ
「君、君ぃ」

ポフポフと肩を叩かれる。

七星が振り向くと、そこにはドアップのウサギのぬいぐるみ。

「一人で寂しくないかい?よかったら僕が話し相手になってあげるぴょん?」

何だかイラッとする語尾をつけて、巨大ウサギのぬいぐるみ・五所川原…を介して花音が話しかけてきた。

「どこの中学出身ぴょん?天神学園に知り合いとかいるぴょん?僕のご主人様の花音ちゃんは、2年と3年にそれぞれお兄さんが…」

声色を変え、五所川原の陰に隠れて話しかける花音。

七星は何となく。

「あのさぁ」

五所川原越しの花音に話しかける。

「人と話する時は、相手の目を見て話した方がいいよ?」

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