シークレットな極上LOVE
「ありがとう、由依奈」
何度も重なる唇に、あたしはこの先の幸せだけを、思い描いていた。
「ねえ、彰斗さん。一つお願いがあるの」
「何?」
「あたしと二人きりの時は、彰斗さんが社長って事、忘れてもいい?」
「え?」
「だって、会社で社長の顔は見れるけど、そうじゃない彰斗さんは、プライベートでしか見られないもん」
あたしにしか、見せない顔をして欲しい。
すると、優しい笑顔を浮かべた彰斗さんが、あたしの額にキスをする。
「いいよ。忘れて。それから、オレの事を“さん”付けにするのは、もうおしまい」