シークレットな極上LOVE


誰!?


思わず彰斗から離れて、ドアを見つめた。


すると、彰斗はゆっくりと歩いて、ドアを開けたのだった。



――キィ…。


このドアは、ゆっくり開けると、きしむ音がする。



まるでスローモーションの様に、あたしの目に入ってきた人は…、


さっき、美加とネットで見たその人だった。


そう。彰斗の婚約者。


亜子さん。



「あ、もしかして、取り込み中だった?」


嫌みぽくあたしを見つめる。


顔はキレイだし、スタイルも抜群。


でも、オーラだけは冷たかった。




< 144 / 408 >

この作品をシェア

pagetop