シークレットな極上LOVE


つけない…。


「じゃあ、香水は?」


「え?」


「香水も、ずっとつけてるんじゃないの?それは変えないの?」


この二つの質問で、彰斗は青ざめている。


「由依奈…。誰かに何か聞いたのか?」


それでも、あたしは首を横に振ってしまった。


「どうしてそんな風に聞くの?あたしは、ただ気になっただけだよ?」


彰斗の反応に、あたしは確信してしまった。


風香さんがどうかは分からないけれど、彰斗の心の中には風香さんがいる。


だから、あたしにその事を知られたくないんだ。


というか、風香さんの存在そのものも知られたくないんだと思う。


「特注なんだよね?じゃあ、同じのをつけてる人はいないんでしょ?」


その質問に、彰斗は何も答えなかった。


下手くそ…。


何とか、誤魔化せばいいじゃない。


なんで、動揺してるのよ。


彰斗は仕事は完璧かもしれない。


でも、恋愛は下手くそだよ…。








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