シークレットな極上LOVE


「お願い…。やめて…」


風香さんは、懇願する様に龍之介さんを見ている。


やっぱり、元カレが責められるのなんて見たくないのかな?


「あっ、ついでにあんたの事も言わないとな」


その言葉に、顔を強張らせたのは、風香さんだけじゃない。


ユウくんも、青ざめている。


そんな二人を見ていても、亜子さんはともかく、何で彰斗は助け舟を出さないんだろう。


「悪いけど、オレは優しいタイプじゃないから。泣き落としは通じないよ?」



それにしても龍之介さん、転職をした方がいいって…。


刑事に…。


「い、言わないで…」


それでも泣きつづける風香さんを無視して、龍之介さんは衝撃的な事実を口にした。


「あんた、ずっと彰斗を裏切って、こいつと関係を持ってたんだもんな?」




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