*~○みるく♡きゃんでぃ●~*
ほら、嫌われちゃった。
久しぶりに友達でもできちゃったかと思っちゃったじゃん。
自分が恥ずかしい……。
「じゃあさ、名前、教えてよ??」
「えっ……」
なまえ。捨てたはずの、あの名前。
あの日、部屋にこもってから。
あたしは自分の名前を捨てた。
全て、忘れようとした。
そのためには、名前もなくそうって、
決めた。感情も全部押し殺した。
だから、今のあたしに名乗る権利はあるの??
「じゃ、俺からね??
俺は……俊哉(しゅんや)って言うんだ。」
「しゅん、や……。」
「そ、しゅんくんって呼んで。」
「……わかった。」
「君は??」
「あたしは……」
……あたしは??
答えに詰まったあたしを見たしゅんくんは、
ためいきをひとつついて
「俺嫌われちゃった??」
「っ……」
違うの、あたしはこの名前を言っていいのか
わからなくて混乱してるの!!!
……なんて言えない。
「ごめんな、急に話しかけたりして。
……悪かった、それじゃ。」
後ろを向いてあたしから離れようとする彼。
「……っ!!」
あたしはその一瞬で心臓が締め付けられそうになった。
そして。
久しぶりに友達でもできちゃったかと思っちゃったじゃん。
自分が恥ずかしい……。
「じゃあさ、名前、教えてよ??」
「えっ……」
なまえ。捨てたはずの、あの名前。
あの日、部屋にこもってから。
あたしは自分の名前を捨てた。
全て、忘れようとした。
そのためには、名前もなくそうって、
決めた。感情も全部押し殺した。
だから、今のあたしに名乗る権利はあるの??
「じゃ、俺からね??
俺は……俊哉(しゅんや)って言うんだ。」
「しゅん、や……。」
「そ、しゅんくんって呼んで。」
「……わかった。」
「君は??」
「あたしは……」
……あたしは??
答えに詰まったあたしを見たしゅんくんは、
ためいきをひとつついて
「俺嫌われちゃった??」
「っ……」
違うの、あたしはこの名前を言っていいのか
わからなくて混乱してるの!!!
……なんて言えない。
「ごめんな、急に話しかけたりして。
……悪かった、それじゃ。」
後ろを向いてあたしから離れようとする彼。
「……っ!!」
あたしはその一瞬で心臓が締め付けられそうになった。
そして。