俺様彼氏とあたしの未来。
蓮司はそんなあたしを見て、一瞬笑った。



そして、真面目な顔になって話し始めた。



「亜香里ってさ、チビだし、俺に口答えばっかりするし。」

「うん…。」

「本当にムカつく。」



蓮司は何が言いたいの!?



真剣な顔の蓮司をあんまり見た事がなくて、笑ってない目に見つめられると動けなくなった。



「俺をそんなにムカつかせていいと思ってんの?」

「えっ…。」

「だから一生かけて償ってもらおうと思って。」



一生!?



ちょっと待って!!



「病院に来た親父に許可はもらってある。」

「待って…。待って!!」

「待たねぇ。1回しか言わねぇからよく聞けよ。」



本当に!?



今から蓮司が言おうとしてる言葉に心の準備ができない。



ドキドキし過ぎて、このまま倒れてしまいそう。



< 396 / 423 >

この作品をシェア

pagetop