俺様彼氏とあたしの未来。
蓮司は小さく深呼吸をしてから、優しい目であたしを見た。



「蓮司!!」

「何。」

「タイム?」



あたし何言っちゃってるんだろ。



この慣れない雰囲気に堪えられない…。



「ふざけんなよ…。黙って聞いてろ。」

「はい…。」



蓮司のただならぬ雰囲気に身体が固まる。



もう逃げられない。



蓮司から目が離せない。



「滝川亜香里さん。」

「はい…。」

「俺に着いて来たら、ぜってぇ幸せにしてやっから。だから、俺と結婚してください。」



蓮司があたしに深く頭を下げた。



溢れ出す涙と、ぼやける蓮司の頭…。



人生初のプロポーズは、俺様な蓮司があたしに頭を下げた。



信じられない光景にあたしの思考回路は完全に停止。



これはもうひたすら泣くしかない!!



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