forever love *
手には飲み物が4つ。
そのうちの1つを自分のところにおいていた。
あとの3つは2つがお茶で1つは紅茶。
──あ、紅茶。あたしが好きなやつだ。
「あー!これ、あたしが好きな紅茶だ!
覚えててくれたの!?ありがとう!!!」
『あ、遥香のか…』
危うく勘違いして手にとってしまうところだった。
「いや、寺崎にじゃないよ。あすみの。
これ、よく飲んでない?」
あたしの様子を伺うように紅茶を差し出す安藤くん。
「うっうん、好き、です。」
嬉しくて恥ずかしくて、でも遥香に申し訳なくて、どんな顔をしたらいいのかわからなかった。