無口な彼が残業する理由 新装版
私が企画して、いろんな人に協力してもらって、
やっと完成させることができたこの企画。
「他にないようでしたら、次に進ませていただきます」
課長が認めてくれて、社長も認めてくれて。
だから、絶対に通したい。
私と課長のプレゼンは、割とうまく進んでいく。
「——というわけで、携帯版、PC版、スマートフォン版で展開します」
「タブレットPCは?」
「スマートフォン版で表示する予定です」
質問がより具体的なものになっていく。
中には否定的な質問も出て、
メーカーの人たちも、本気で考えてくれていることがうかがえた。
そして、企画書の全てをプレゼンし終わった、最後の質問タイム。
「これが新サイトの企画の全てです。全体を通して、何か質問はありませんか?」