【完】君しかいらない
「まぁ、それなりにな」


「それなり!?まさか、ヤっちゃった!?」


「は?お前と一緒にすんなよ」


「おー、ビビった。だよなー、陽斗は慎重だしな。

俺みたく、衝動的になんかするってのはナイよなー」


「ハハ」


花火大会のアレは、


俺にしてはかなり衝動的だったけどな。


本能……?


冷静になって思いかえすと、ムショーに恥ずかしい…。



「あ、笑ってっし。…もしかして、なんかあった?」


嬉しそうに聞いてくる奏太。



「なんも、ねぇって…。あ、でも…とりあえず…付き合うことになった」



「マジ!?その話、もっと聞かせて欲し~っ!!」


「うるせぇよ。もう、切るから」


「えーっ!!」


俺は奏太の言葉を無視して、一方的に電話を切った。


…フゥ、


なんで俺も、


こんな、ニヤけてんだよ。







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