【完】君しかいらない
「あたし今、コーヒー飲んでるんだから」



顔を背けるけど、奏太くんはあたしの顔を覗きこんでくる。


狭いスペースでこんなことされたら、真っ赤な顔がますます赤くなっちゃうよ!



「もっかい、俺も飲みたい」



「や…もぉ、無理だから」



「マジかよ~、そんな冷たいこと言うなって」



奏太くんは、コーヒーを持ってない方のあたしの手をさりげなく握ってきた。



…えええぇっ!!



「手ぇっ…手っ」


「新幹線に乗ってる間だけだから…お願い!」



お、お願いって言われても……。












< 1,095 / 1,444 >

この作品をシェア

pagetop