【完】君しかいらない
「1―A……さん、1―C……さん、1―D、森奏太さん、2―A……さん……」


……あれっ!?


今、森奏太って……。


あたしが驚いてる間にも、生徒会長らしき人物は、次々と名前を読み上げていく。


「2―D、安元陽斗さん、2―G……」


えっ!


今の、安元くんだよね。


Dって言った!?


うわぁ、同じクラスだったんだ!


嬉しいような、困るような、なんだか複雑な気持ちになる。


そのうち名前を呼ばれた人たちが、ゾロゾロと集まり壇上へとのぼっていく。


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