【完】君しかいらない
「安元くんのために…なにかできないかな」



人の心配をし過ぎて、自分まで体調が悪くなってしまいそうな愛梨ちゃん。




最近、愛梨ちゃんも元気ないんだよな……。




俺が元気づけてあげないといけない立場なんだけどさ、さすがの俺も今回ばっかりは調子が上がらない。




「愛梨ちゃんの気持ちだけで、陽斗は嬉しいと思うよ。愛梨ちゃんこそ、ちゃんと飯食ってる?」




俯く愛梨ちゃんのおでこに手をあて、顔を覗きこむ。





「あたしは平気だよ~。奏太くんこそ……」




顔を上げ、俺の頭越しに見える太陽の眩しさに軽く目を細める愛梨ちゃん。





陽斗がこんなことになってるときに不謹慎だと思うけど……




今日ぐらいは…




いーよな?










チュッと唇に軽くキスをすると、愛梨ちゃん……




固まってるし。




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