【完】君しかいらない
学校に戻ると、校内にはほとんど生徒はいなかった。
運動部の練習の声が、グラウンドや体育館の方から聞こえる。
卒業したからもうここに来ることなんてないって思ったけど、
まさか同じ日にまた戻ることになるなんてね…。
春奈が奏太くんらしき人を見たっていう場所まで行ってみることにした。
だけど同じところにいるはずもなく。
そこには誰もいなかった。
校舎を見て回ろうかな……。
靴箱のところで靴を脱ぎ、校舎に入る。
職員室の前を通ると、中から笑い声が聞こえてきた。
そっと中を覗くと……。
「アッハハ、お前は全然変わってないなぁ」
「そーすか?ちょっとは真面目になったと思うけど」
「どこがだ。で、今はどうしてる?」
「今は……」
職員室で先生と話している男の子の後ろ姿を見て……
あたしの胸が、大きく跳ねた。
しかもその声……
あれは、まぎれもなく……
あたしのよく知っている人の声。
運動部の練習の声が、グラウンドや体育館の方から聞こえる。
卒業したからもうここに来ることなんてないって思ったけど、
まさか同じ日にまた戻ることになるなんてね…。
春奈が奏太くんらしき人を見たっていう場所まで行ってみることにした。
だけど同じところにいるはずもなく。
そこには誰もいなかった。
校舎を見て回ろうかな……。
靴箱のところで靴を脱ぎ、校舎に入る。
職員室の前を通ると、中から笑い声が聞こえてきた。
そっと中を覗くと……。
「アッハハ、お前は全然変わってないなぁ」
「そーすか?ちょっとは真面目になったと思うけど」
「どこがだ。で、今はどうしてる?」
「今は……」
職員室で先生と話している男の子の後ろ姿を見て……
あたしの胸が、大きく跳ねた。
しかもその声……
あれは、まぎれもなく……
あたしのよく知っている人の声。