【完】君しかいらない
このクラスの子は、みんな優しいね。


うん、うん。


あたしは嬉しさを噛みしめながら、お弁当箱を開けた。


パカッ!


「わっ!何、これっ」


“愛梨、初登校頑張れ!”


っていう小さい旗のピックが、おかずに刺さっていた。


…あたし、もう高2なんですけど…こういうのは、かなり恥ずかしい。







「うわ〜、小中さんのお母さん、面白いね」


「あはは…」


苦笑いしてると、ちょうど教室を出ようとしてる安元くんと、目が合った。


…うわっ!



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