【完】君しかいらない
「じゃ、いーじゃん?」


「お前さ、今日は女と一緒じゃないんだ?」


奏太はいつも誰かしら女を連れて歩いてる。


それは特定の女じゃないし、先輩だったり後輩だったりと色々…。


「まーね。今日は誰も相手してくんなかった」


「ふーん…そんな日もあんだ?」


「おうっ!だから陽斗、遊ぼーぜ?」


奏太は子供みたいな無邪気な笑顔を見せる。






奏太とは、小学生の高学年の頃から今のマンションに住んでいて、その頃からずっと仲がいい。


俺の家のちょうど真下が、奏太のウチだ。




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