【完】君しかいらない
お母さんに言われたら、やっぱそんな気がしてきた。


"友達"の区切りって難しい…。


「と…とにかく、お腹空いた~!」


「早く着替えてらっしゃい」


「は~い」


あたしは自分の部屋に入り、制服から部屋着に着替えた。


まさか安元くんの部屋が、この隣だったなんて。


おんぼろマンションだし、壁は結構薄いと思う。


壁を少し強めにトントンって叩いたら、もしかしたら安元くんに聞こえたりする…?


って、別にそんなのどうでもいいし!


ご飯食~べよ。



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