【完】君しかいらない
二人のカンケイ
「ただいま~」


家に入ると、お母さんがキッチンでご飯を作ってくれていた。


「愛梨、遅かったわね。どこ行ってたの?」


「ん?えーと…友達の家」


カギを忘れて安元くんちに入れてもらってたって言ったら、「アンタさっそく迷惑かけたの!?」って言われちゃいそう…。



「友達?あらっ、もう友達ができたの?」


安元くんは、友達…じゃないんだっけ。


そうだよね。


ただのクラスメイト…。


「友達っていうか~…クラスメイト」


「同じじゃないの?」


…そうだよねぇ?






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