【完】君しかいらない
「ウソっ!ゴメンね!?」


「俺に甘えんのやめろよなー…俺にピトッてくっついて、『あっくん寒いよぉ…』って耳元で囁かれて、かなり焦ったっつの」



「甘え…えーっ!!ひゃーっ!!!安元くんに、そんなことしちゃったの!?起こしてくれたらよかったのにっ」


あたしって、最低。


恥ずかしすぎる…。



「気持ちよさそーに寝てたから…」



「ごっ…ごめんなさい…」



「まぁ、クーラー効いてて寒かったからな。ま…温かかったし、そのままにしてたら、俺も気付いたら寝てた」



「うーっ…」


安元くんにピトッてくっついてた自分の姿を想像しただけで、もうこの場から逃げ出したい気分だよ。


あたしのおバカ…。





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