【完】君しかいらない
これまた意外な発言。


安元くんって、他人はどーでもいいみたいな、緊張とかとは無縁なんだと思ってた。



「ウチのお兄ちゃん、全然緊張しないよー」


「バカじゃね?お前は妹だからだろ。何言ってんだよ…。つーか、どーいう顔して会えばいーか、全然わかんね…」


「たまたま同じ方面に来る予定があってって話してるから大丈夫だよ」


「そのくせ、行き先もわかってねーし。駅とか、何も把握してねぇ…。どーすっかな…」


安元くんって、もっと何とかなる的なタイプじゃないんだ!?


やっぱりまたもや意外な一面を発見しちゃた。


「…真面目だねぇ」


「は!?」



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