【完】君しかいらない
「まあな。……あーいうのがタイプ?」


「えっ!?ち、違うよ」


違うとか言いながら、一気に顔が熱くなる。


意識してるわけじゃないんだけど、そんな言い方されて、誤解されたくないって思ったら、ますます顔が赤くなってきた。


「ほー」


安元くんはニヤニヤしてあたしを見てくる。


「これはっ、違うの!あたし、からかわれるのが苦手なのっ!もー、ヤダ。見ないでよぉ」


安元くんの視線を遮ろうと、顔を押さえつけようとするけど、


身長の高い安元くんは、あたしの伸ばした手なんて大したことのないように、ヒョイと簡単によけてしまう。


< 74 / 1,444 >

この作品をシェア

pagetop