【完】君しかいらない
そう考えると、ちょっとだけ胸がキュッと締め付けられる気がした。


奏太くんが優しくしてくれるから…


変な独占欲が出てきちゃった!?


そうだよね、


奏太くんは、みんなに優しいんだもん。







…あたしもどうかしてる。


奏太くんが、他の女の子と一緒にいたら嫌だな…なんて、


そんなことを思うなんて…。







あたしはその考えを払拭するように、


プルプルと、頭を振った。


この胸のモヤモヤは…


一体なんなのかな。


あたし…奏太くんに甘えすぎてるのかな…。





自分では到底答えを出すことなんてできなくて、


あたしはそれ以上、なにも考えないことにした。









そしてまた…


明日がやってくる。



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