【完】君しかいらない
急接近~奏太side
~奏太side~


バイトに行く途中で愛梨ちゃんから、電話がかかってきた。


ヤベ…今日は時間ないな。


だけど、俺も愛梨ちゃんと話したいしな。


日課になってるから、一日一回話さないと、落ちつかなくなってる。


…話すだけじゃ、愛梨ちゃんが足りねーよ。



声を聞くと、この手で思いっきり抱き締めたくなる。



「奏太くーん、今大丈夫?」


「おう、ヘーキ」


「よかったぁ。いつもと違う時間だから、忙しいかと思ってたんだ」


今は珍しく昼間にかかってきた。


「ヒマ、ヒマ。いつでもいーよ」


今からバイトだけどな。


少しなら大丈夫。








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