【完】君しかいらない
今日…あっくんの様子を見に行くって、奏太くんに昨日宣言したけど。


だけど勇気が出ない。


一応ね、出かける準備はすんだの。


時計を見ては、ソワソワするだけ。


どうしよう…やっぱり行くのやめようかな。








…こんなときは、奏太くんと話したくなる。


バイト中かな…。


わかんないけど、とりあえず奏太くんに電話をかけた。


――トゥルルル、トゥルルル…。


あっ、やっぱりバイト中?


それか、夜遊びしたまままだ帰ってないとか…。


電話はそのうち留守電になってしまった。




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