恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「…心愛さん…警察は無能ね…」



馨さんは私の背後に回り、頬に隠し持っていた包丁の刃を突き立てた。



「馨…さん?」



「…私が3チャンネルに書き込みしたの…だって本当のコトでしょ??」



「どうして?」


私の頬に突き立てられた包丁の刃はスーッ音を立てるように滑っていく。

頬に鋭い痛みが走る。



「…綺麗な顔が台無しね・・・」



馨さんは私の頬に傷を作り、嬉しそうに笑った。



「もしかして、あなたが奈美さんの顔を?」



「彼女…礼儀がなってないからちょっとお灸を据えただけ」



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