恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
紫苑と私は激しい争奪戦を繰り広げる。


「!!?」


紫苑の腰に巻いていたバスタオルがぱさりと床に落ちた。



「%&#*!!?」



生まれて初めて男性の身体を見て、私は頭に血を上らせて眩暈を起こした。



「クラクラする」


「俺はムラムラするけど」


「あ、朝から…そう言うコトは・・・」
私は背中を向けて、紫苑がバスタオルを拾い上げるのを待った。



「ヒマだし・・・子供作ろうか?心愛」



「子供よりも先に…結婚だろっ?」


「…俺と結婚する覚悟ができたの?心愛」


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