恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
狭いキャビネットの中で私と紫苑は抱き合い、息を潜めて…二人の会話を盗み聞き。



「それは・・・」


ボスは慌てた口調で千早を話しかける。



「何?マジで女子高生を触ったの?」



「いや…俺は女の身体には全く興味がない!!千早お前がいちばんよく分かってるだろ?」



「…わかってるけど・・・触ってないならどうして隠して相手にお金を渡してたの?」


「上に知られたら…俺は降格の恐れがある…」



「それだけ?」



「お前にも知られたくなかったし」



ボスの声がだんだん小さくなっていく。






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