恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「弟が俺を見つけて会いに来てくれた…俺と光貴は10歳離れている…」



「へぇ~っ」


紫苑は彼のそばに歩み寄る。


「おい!?不用意に俺の弟に近づくな!!紫苑!!」


「!?」


光貴君は突然、紫苑にバタフライナイフを突きつける。



和んだ雰囲気が一瞬で凍りつく。



「…光貴は極度の人間不信で俺以外の人間にしか心を開いていない」



「・・・」


紫苑は光貴君から離れた。


光貴君もバタフライナイフをパーカーのポケットになおした。


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