恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「ナイフなんて物騒なモノ…持ち歩いて…君…危ないぞ」



「…兄貴…向こうの部屋に行ってるよ」



「ああ~行け…光貴」



光貴君は隣の部屋に隠れてしまった。



「・・・栗原…後でお前がナイフ取り上げてとけ」



「わかってる」



「…光貴君…栗原さんに似て背が高いわね…」



「ああやって顔隠してるけど…素顔はイケメンだ…心愛ちゃんなんて…コロリと寝返りそうだな」



「おい!?心愛は俺に一途なんだ。どんなイケメンが来ても大丈夫だ!」


「紫苑・・・!?」



「ふーん」


栗原さんは半信半疑の顔で聞き流した。





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