恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
心愛は行きたいのか?執拗に俺に迫ったけど。



俺は心愛を置いて、栗原の元に戻った。



「…光貴君は?」


「仕事で朝早いからもう寝てる…」


「そうか・・・」


「心愛に隠さなければいけない真実って何だ?」



「・・・お前…警察内部に詳しいか?」


「いや…俺の父親は警視監だけど、俺は普通の下っ端の刑事だ」



「・・・そうか」


「…警察内部がどうした?」


「・・・」


栗原は口を固く閉ざし、しばし沈黙した。


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