恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
母さんは隣に座っていた心愛に抱きついて礼を言う。



「それよりも金庫の中の指輪は見ていい??母さん」



「いいわよ~っ」


「これが鍵…」



母さんが俺に金庫の鍵と暗証番号のメモを渡す。



「私も行くわ…紫苑」



「俺ひとりでいい…心愛は母さんのそばについていて」



「でも!?」



「いいから・・・」



俺は心愛に母さんを任せて…リビングを出て、金庫のある2階の寝室に向かった。
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