恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~

怪盗の正体~紫苑side~

犯行予告日。



父親は警視監の威信を賭けて、大量の警官を配置。



サーチライトを邸宅の庭の至る場所に置いた。




邸宅の警備の指揮は俺に一任されているから…栗原の指示で心愛を外の警備に回した。



俺と母さん、父さんは寝室の手前にある応接室で犯行時刻を待つ。


俺たちの周りにはボスと制服の警官5名がズラリと並ぶ。




その内2名は上手く別人に変装した紫岐と栗原。



「・・・」


俺は柱時計の秒針に目を凝らす。



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