恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「忘れなよ・・・復讐なんてバカげている…」



私は光貴君の腕に身体を引き込まれた。



10代の男の子なのに意外と胸板が厚い…無駄にいい声をしている。



「…怪盗のあなたに何が分かる!!」



「…分かるよ…でも、君はもう未来に向かって歩き出している…心愛」



「・・・」



「!!?」



光貴君は私の唇にキスを落とした。



彼のキスは私の身体の力を奪い、激しい催眠作用を齎す。



抵抗したくても…意識が遠のいていく。



私はそのまま彼の腕の中に堕ちていった。








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