恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
紫苑は本物のオーナーを邪険に追い出した。



「彼は本物のオーナーだろっ?あんな横柄な態度を取っていいのか?」


「心愛のせいだよ」


「私のせい?」


「心愛……男の多い職場で働いてる割には、男に対して免疫なさ過ぎ…何で?」


「わからない・・・」


紫苑と言い、さっきの颯斗さんと言い…甘い匂いを匂わせ過ぎだ。


もっと、男臭くていいのに。


おまけに紫苑は蜂蜜みたいな言葉ばかり囁くし…全てが甘々で胸やけがする。


「…俺以外の男を意識するのは止めて欲しいね」


「私は別に…」


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