恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
* * *


私はボーイのカッコして紫苑の横に控え、遠めで接客をする馨さんを見つめた。



NO1ホステスが殺されたと言うのに店は何事もなかったように営業していた。



眩しい…



やっぱり、私には夜の世界は似合わない…



「…心愛…どうした?」


「別に…」


「お前も着飾れば…いい女になるのに…残念だ」


「…何の為に…あんなヒラヒラしたドレス着る必要がある」


「俺を楽しませる為だ・・・」


「十分…楽しんでると思うけど…」


「そうかな?まだ、足りないよ…。俺は貪欲なんだ…」


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